子どもたちの間で人気が急上昇しているRoblox。まだ日本ではそれほどメジャーではないけれど、オンラインで世界中のプレイヤーと遊ぶ中で、自然に英語に触れる場になっていると感じている。
膨大なゲームの中から、わが家の子どもたちが実際に遊んで「英語学習にも役立つ」と思ったゲームタイトルを3つ紹介する。番外編も含めて、親目線でまとめておきたい。
Robloxとは何か
Robloxは、世界中で子どもから大人まで人気のオンラインゲームプラットフォーム。一つのゲームではなく、ユーザーが作った何百万種類ものゲームが集まっている場所だ。ゲームを遊ぶだけでなく、自分でゲームを作ることもできる。海外ではすでにMinecraftと並ぶほどメジャーで、日本でも小学生を中心にじわじわ人気が広がっていると感じる。
Robloxを遊べる環境
RobloxはNintendo Switchには対応していない。わが家にはSwitchがないが、iPadで十分遊べている。操作も直感的で、小学生でもすぐに慣れる。
- iPadやiPhone(iOSアプリからプレイ可能)
- Androidタブレットやスマートフォン
- Windows PC / Mac(アプリまたはブラウザでプレイ可能)
- Xbox One(ただし日本語対応は限定的で、操作も少し複雑)
家庭にある端末で気軽に始められるのがRobloxの良さだと思う。
英語学習におすすめのRobloxゲーム3選
第1位:Grow a Garden
畑を作って植物を育て、収穫して拡大していく育成ゲーム。
最初は小1の次男が見つけてきて、「一緒にやろうよ」と長男を誘ったのがきっかけで、兄弟そろってハマった。育てた植物をオンラインの友達にあげることもでき、実際に会ったことがある英語話者の友達にプレゼントしたら、とても喜ばれた。
ただ収穫するだけではなく、「あげる」「喜ばれる」「感謝される」という双方向のやり取りがあるのが良いと思う。
第2位:Ultimate Home Tycoon
街づくりのシミュレーションゲーム。工場を建設し、包丁などの商品を作って売り、お金を得ることもできる。
わが家の子どもたちは、このゲームを英語話者の友達とオンラインで遊んでいる。昔はSkypeでボイスチャットしていたが、サービス終了に伴い、今はDiscordに移行している。英語を話しながら遊ぶのが自然な流れになっている。
親がミニマリストで普段現金をほとんど使わないため、子どもにとって「お金を稼いで支払う」体験をゲームでできるのは助かっている。さらに現実では「買う」経験が中心だが、ここでは「作って売る」ことも体験でき、ビジネスの入り口としても価値があると感じている。
第3位:Build ur Base
自分の基地を建設し、モンスターを倒してお金を稼ぎ、強化しながら守るゲーム。
モンスターを倒すとお金が出てくる仕組みになっていて、「戦う→稼ぐ→強化する」という流れを自然に学べる。サーバーが多数あり、子どもたちは自由に選んで入っている。そのため特定の友達ではなく、本当に海外から来ている知らないプレイヤーとも交流している様子だ。
まさに「ゲームが英語の世界への窓」になっていて、自然に英語を生きた言語として使う機会になっている。
番外編:Skibidi Toilet Battle Boom
スキビディトイレは小学生に人気のYouTube動画。その世界観をもとにしたアクションゲームがRobloxにもある。スキビディトイレが好きな子なら絶対ハマると思うので、ぜひ試してみてほしい。
Robloxから広がる英語コミュニケーション
Robloxを通じて、子どもたちの英語 exposure の幅は大きく広がった。ゲーム内チャットを通じて、知らない海外の子とやり取りすることもある。ただし、やり取りはあくまでチャットだけで、住所や電話番号といった個人情報を教えることは一切ない。ゲームの進行上、英語で指示に反応したり、短いやり取りをするだけでも十分に英語 exposure になる。
一方で、実際に会ったことのある友達とは、もっと深くやり取りをしたい。そこで出てくるのがボイスチャットの環境だ。
Discordとは

以前はSkypeを使って友達とやり取りしていたが、サービス終了に伴い、今はDiscordを利用している。Discordはゲーマー向けのチャット・通話アプリで、子どもたちは実際に会ったことのある友達とだけ会話しながら遊んでいる。
LINE電話は12歳未満では使えないし、親のスマホを子どもに渡しっぱなしにするのも困る。その点、Discordなら子ども専用の端末に入れておけるので安心だ。
安全面の設定(フレンド管理・プライバシー設定)は必要だが、リアルタイムで会話しながら遊ぶ経験は、机上の勉強とは違う「生きた英語」の学びにつながっている。
まとめ
Robloxは「英単語を覚える場」以上のものを与えてくれる。ゲームの途中で英語の指示や質問が出てきて、子どもは瞬時に判断し、答えなければならない。その繰り返しによって、英語を「勉強の対象」ではなく「生きた言語」として自然に捉えるようになっていく。
親がきちんと安全管理をしながら見守れば、「遊び」と「学び」を同時に実現できる貴重なプラットフォームになると思う。
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