共働き 家事分担の割合|得意を活かすことで見つけた我が家の形

デジタル×ミニマルLife

共働き家庭にとって「家事分担の割合」はよく話題になるテーマだと思う。
厚生労働省や総務省の調査では、共働き世帯でも家事・育児はまだまだ妻に偏っていて、時間にすると夫3割:妻7割程度が一般的とされている。特に料理や洗濯は、妻がほぼ担当しているケースが多い。

ただ、「本当に半々に分けることが理想なのだろうか?」と考えると、必ずしもそうではない気がしている。
我が家の場合はむしろ逆で、感覚的には夫7割:妻3割の分担になっている。

結婚当初の苦い経験

私は結婚当初、料理がとても苦手だった。
「女だから自分が作らなきゃ」と思い込んで無理に頑張った結果、辛くなり、クローゼットに引きこもってしまったことすらある。

そんな時、自然に夫が料理を担当するようになった。最初は私に気を遣っているのかと思ったけれど、実際はそうではなかった。

夫は本当に料理が好き

夫は料理を“義務”としてではなく、“趣味”のように楽しんでいる。

  • YouTubeでレシピを研究する
  • 毎週末に遠出して食材を探す
  • 新しい調理法を試す

そうやって工夫を重ねながら料理を作る姿を見て、「分担は公平に割ることより、得意を活かすことが大事」だと気づいた。

よくある悩みとの対比

家事分担について調べると、こんな声がよく見つかる。

  • 「夫はゴミ出ししかしない」
  • 「一応数で分けたけど、負担感が違う」
  • 「家事が偏っている気がして納得できない」

共働きで子育てもしていると、こうした悩みはよく耳にする。
だからこそ、「うちは夫が7割」というと驚かれることが多い。でも実際には、お互いにストレスなく暮らせている。

ミニマリスト妻とマキシマリスト夫

我が家の分担は、夫婦の性格の違いを反映している。

  • 私はミニマリスト。掃除や整理整頓、洗濯の効率化が好きで、無駄を減らすことにやりがいを感じる。
  • 夫はマキシマリスト。食材や道具を駆使して料理を工夫したり、大掃除のように道具を使う作業を楽しんでいる。

正反対に見える価値観が、実はうまく補い合っているのだ。

家事の特性で見る分担

我が家の家事を「収束型」と「発散型」に分けてみると、こんなふうになる。

特性家事例担当補足
収束させる家事:
効率や秩序を整えるもの
掃除、整理整頓、洗濯(子ども服・タオル)、ゴミ出し、プリント管理、宿題チェック、習い事送迎無駄を省き効率化を楽しむミニマリスト気質
発散させる家事:
創造や工夫を楽しむもの
料理(献立・調理・買い出し・後片付け)、食材探し、イベント準備、大掃除(高圧洗浄機など)新しい食材や道具を試し、工夫を楽しむマキシマリスト気質

※ 固定的な役割分担ではなく、その時々で柔軟に対応しているが、大体このような形になることが多い。

家事分担のヒント

我が家のケースを振り返って思うのは、家事分担にはこんな考え方が役立つということだ。

  • 得意を活かす:好きなことを担当する方が自然に続く
  • 苦手は無理しない:嫌いなことは任せる・省く勇気も必要
  • 性格を生かす:性格の違いは衝突ではなく、分担のヒントになる

まとめ

共働き家庭の家事分担は「夫3:妻7」が一般的だと言われる。
でも我が家は逆で「夫7:妻3」。
それでもお互いに快適で、むしろ暮らしやすいと感じている。

大事なのは数字の公平さではなく、お互いの性格や得意を活かすこと
そうすれば自然に役割が定まり、不満も少なくなる。
家庭ごとに違う最適な形を見つけられると、家事ももっと心地よいものになるはずだ。

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