iPadのMagic Keyboardを使い始めて、トラックパッドでのジェスチャー操作の便利さに気づいた。そんな流れでふと、「会社のレッツノートでも、もしかして同じような操作ができるのでは?」と試してみたら、思わぬ発見があった。
Magic Keyboardの操作を調べていて気づいたこと
まだトラックパッドの操作に慣れていない段階で、指の置き方や動かし方を一つずつ確認していった。二本指スクロールは想像以上に快適で、文章読みが明らかに楽になる。さらに、二本指でのタップが右クリック相当になる点も実用的だ。
レッツノートでも二本指操作ができた
会社で使い慣れているPanasonicのノートPC「Let’s note(レッツノート)」のホイールパッドでも試したところ、二本指スクロールがあっさり動いた。円形パッドは“くるくる回す”専用のイメージが強かったが、二本指・三本指の操作にも対応していた。
Windows標準の「精密タッチパッド」に対応していた
最近のレッツノートはWindowsの精密タッチパッド(Precision Touchpad)として認識され、標準ジェスチャーを使える。Panasonic独自ユーティリティとWindows標準設定が共存しており、挙動は設定でかなり調整できる。
iPadとレッツノートのジェスチャー比較
操作内容 | iPad(Magic Keyboard) | レッツノート(ホイールパッド) |
---|---|---|
一本指でクリック/タップ | 左クリック・カーソル操作 | 左クリック・カーソル操作 |
二本指でスクロール | 縦・横スクロール | Windows標準で対応 |
二本指でタップ(右クリック) | 副クリックとして動作 | 副クリックとして動作 |
二本指でピンチイン/アウト | ズーム操作に対応 | 機種やアプリで挙動が異なる |
三本指で左右スワイプ | アプリ切り替え | アプリ切り替え(設定で有効化) |
三本指で上スワイプ | ホーム画面/Appスイッチャー | タスクビュー表示 |
三本指で下スワイプ | アプリ一覧・ドック呼び出しなど(状況依存) | 最小化などに割り当て可能(設定) |
三本指でタップ | テキスト編集系ショートカット(取り消し 等) | 検索や機能起動に割り当て可能(設定) |
四本指で上スワイプ | Appスイッチャー | 仮想デスクトップ切り替え |
四本指で左右スワイプ | アプリ/スペース切り替え | デスクトップ間の移動 |
コーナータップ/右下クリック | 該当なし | 右クリック/中クリックに割り当て可能(設定) |
並べてみると、二本指スクロールや三本指スワイプ、右クリックの操作感はかなり近い。違いが出るのは四本指やピンチ操作など、OS設計の思想が反映される部分だ。
使い慣れたツールにも、まだ新しい発見がある
出先でマウスを持たずに作業しても、ホイールパッドだけで完結できる。ジェスチャー対応を把握したことで、レッツノートの印象が一段アップした。長年使い続けてきたつもりでも、操作にはまだ伸びしろがある。慣れたツールでも設定を見直せば、作業効率はまだ上げられる。
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