麦茶をやめて、水道水にしたら楽になった話

デジタル×ミニマルLife

夏になると当たり前のように麦茶を作ってきたけれど、我が家ではある時から麦茶をやめてしまった。意外にも困ることはなく、むしろ暮らしが楽になったので、その話を書いてみたい。

麦茶づくりの小さなストレス

我が家は煮出しではなく水出しパック派だった。だから「手間は少ないはず」と思っていたけれど、実際はそうでもなかった。
パックを入れる、数時間後に濡れたパックを取り出す、ポットを洗うときに茶殻を処理する――。一つひとつは些細な作業なのに、毎日のこととなると地味に負担だった。

麦茶は“匂い消し”だった

改めて考えると、我が家で麦茶を作っていた一番の理由は「水道水の匂いを消したいから」だった。水分補給のために必ず麦茶じゃなきゃいけないわけではなかった。
ところが、ある日「水道水を冷蔵庫で一晩置くと匂いが抜ける」ことに気づいた。冷たいから感じにくいだけではなく、時間経過で塩素(カルキ)が本当に減るらしい。これを知ってからは、麦茶を作る理由そのものがなくなってしまった。

子どもたちの反応

麦茶をやめて一番驚いたのは、子どもたちの反応だった。

長男は実は麦茶があまり好きではなかったらしく、水筒に入れて持たせても半分以上残して帰ってくることが多かった。ところが水道水に切り替えたら、飲み切って帰ってくる日が増えた。

次男は逆に「麦茶好き」で、いつも麦茶をよく飲んでいるイメージだった。けれど、水道水を冷蔵庫で冷やしておいたら、むしろそちらを好むようになった。

兄弟で好みは違うと思っていたのに、結果的にどちらも「水道水の方がいい」と感じているようだった。子どもたちにとっても、麦茶じゃなきゃいけない理由はなかったのだ。

水道水の安全性

水道水は「そのまま飲んで大丈夫なの?」と思うかもしれない。けれど、日本の水道基準は世界的にも厳しいと言われていて、残留塩素も雑菌を防ぐために必要なもの。
我が家では子どもも毎日飲んでいて、特に問題は感じていない。冷蔵庫で一晩置くだけで匂いもほとんど気にならなくなるので、安心して水分補給に使えている。

※厚生労働省の水道水質基準は50項目以上あり、WHOの基準より厳しいものも含まれている。

他の選択肢と比べてみる

もちろん、飲み水にはいろいろな選択肢がある。

  • ミネラルウォーター:買い置きが必要でゴミも増える。買い出しも面倒。ミニマリスト的にはストレス。
  • ウォーターサーバー:冷水やお湯がすぐに出て便利だが、場所を取るし月額コストもかかる。
  • 浄水器:味は良くなると思うけれど、フィルター交換や設置でモノが増えるのが気になる。

どれもメリットはあるけれど、我が家では「できるだけ手間もモノも増やしたくない」と思っている。そうなると、水道水を冷蔵庫で一晩置くだけ、という方法が一番しっくりきた。

まとめ

麦茶は実は「水道水の匂い消し」くらいの感覚で作っていた。だから、水道水の匂いが気にならないなら、麦茶を作る必要はなかった。
麦茶をやめて水道水に切り替えただけで、家事の負担もモノの管理も減って、暮らしがずいぶん楽になった。そして子どもたちにとっても、むしろその方が飲みやすかったようだ。

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