【体験談】幼児にオンライン英会話は難しい?代わりにネイティブ家庭教師に来てもらって2年半

おうち英語

幼児のうちからオンライン英会話を始める家庭も増えているが、実際に試したところ我が家ではあまりうまくいかなかった。やはり、低年齢のうちは画面越しのやりとりは集中力が続きにくいし、先生のリアクションも伝わりにくい。とはいえ、英会話教室に通わせるのもレベルや料金の面で合わなかった。そこで最終的に選んだのが、ネイティブの先生に直接家に来てもらう方法だった。

オンライン英会話のメリットとデメリット

オンライン英会話は、自宅から気軽に受けられるのが大きな魅力だと感じている。

  • メリット
    • 毎日レッスンを受けられるプランが多く、コスパが良い
    • 移動や送迎が不要で、空いた時間に利用できる
    • 先生を自由に選びやすく、ネイティブや多国籍の講師とつながれる
  • デメリット
    • 集中力が続きにくい(画面越しでは注意が散りやすい)
    • 先生のリアクションや雰囲気が伝わりにくく、会話が盛り上がりにくい
    • 機材トラブルや通信環境に左右される

我が家では、オンラインはあくまで補助的に利用するにとどめている。メインのアウトプットの場としては、やはり目の前に人がいる状況の方が子どもたちには合っていた。

大手英会話教室のメリットとデメリット

大手英会話教室の特徴は、カリキュラムが整っていることだ。体系立てて学習を進めたい家庭にとっては安心できる仕組みだ。

  • メリット
    • 教材やカリキュラムが統一されており、体系的に学べる
    • 学習の進度が分かりやすい
    • 検定や試験に直結したコースがある場合も
  • デメリット
    • 週1回や月数回のレッスンでは、量が圧倒的に不足しがち
    • グループレッスンは発言機会が限られる。おうち英語っ子にはレベルが合わないことも。
    • マンツーマンは料金が非常に高額(企業補助を想定した価格帯に見える)

我が家ではインプットは家庭で確保できていると考えている。そのため、教室に求めるのはインプットではなく、英語を実際に使うアウトプットの場だ。しかし大手のカリキュラムではその役割を十分に果たせず、別の方法を探すことにした。

個人の英語教師とマッチングするという選択肢

オンラインも英会話教室も合わないと感じた我が家が次に思い立ったのは、個人の英語教師と直接つながることだった。いわゆる「家庭教師スタイル」だが、マッチングサイトを利用すればネイティブや外国人の先生と出会える。

  • メリット
    • 家に来てもらえるので送迎が不要
    • 兄弟や家族で一緒に受講できる
    • 生身の先生とやりとりでき、双方向のコミュニケーションが自然に生まれる
    • 先生と直接やり取りできるため、内容や料金を柔軟に調整しやすい
  • デメリット
    • 先生によって教え方や相性に差がある
    • 交通費が別途かかることがある
    • 家に人を招く準備が必要
    • 先生との交渉に親の英語力を必要とすることもある

英会話の選択肢と料金比較

方法1人あたりの料金兄弟2人の場合の料金特徴
個人契約(家庭教師スタイル)月¥10,000家に来てもらえる/兄弟同時に受けられる/送迎不要
グループ英会話教室月 ¥7,000〜¥12,000(週1回)月 ¥14,000〜¥24,000仲間と学べるが発言機会が少ない/送迎あり
マンツーマン英会話教室月 ¥20,000〜¥30,000以上月 ¥40,000〜¥60,000以上個別対応だが高額/送迎あり
オンライン英会話月 ¥6,000〜¥10,000(毎日可)月 ¥12,000〜¥20,000家からできるが幼児・低学年は集中しにくい

ネイティブ家庭教師に来てもらうスタイルを2年半続けて感じたこと

我が家はマッチングサイトを通じてネイティブの先生に来てもらうようになり、もう2年半が経つ。大きなメリットは、兄弟2人を一緒に見てもらえることだ。英語を生活に溶け込ませたいという思いがあり、同じ空間で一緒に体験できるのはありがたい。

料金についても良心的だった。当初は先生から「2人で2,000円/時」というオファーをいただいたが、流石に申し訳なさすぎて、今は月謝制で10,000円にしている。週4〜5回あっても、4回の月と5回の月を区別せず、固定でお願いしている。結果的に英会話教室に通うよりも負担は軽く、しかも圧倒的に多い時間を確保できている。

何よりも素晴らしいのは、「英会話の授業」ではなく、自然な会話をできること。人と人との対話を体験できることである。特に決められたカリキュラムはなく、その日その日でやりたいことを子供達と先生とのコミュニケーションの中で選んでやっている。

見ていると、UNOや、百人一首(とはいっても坊主めくりだが)、将棋、ボードゲームで遊んでいる日が多い。

他には、最近読んだ本を子供から先生に紹介したり、最近あった出来事を話したり、先生の子供の頃の武勇伝を聞いたり、過去のキャリアの話を聞いたり、親にとっても彼の人生に触れて興味深いなと感じることがある。

マッチングサービスについて

と、我が家としてはぴったりの先生に出会えたわけだが、その方法は、インターネット上のマッチングサービスを利用した。

  • Enjoy Lesson:語学学習を希望する学習者と、日本在住の外国語講師(日本人含む)を繋ぐ「ワンストップサービス」を提供するウェブサイト。
  • Hello Sensei:全国の先生を探せる。カフェや自宅での対面レッスンが多い。
  • AmazingTalker:オンライン中心。短時間レッスンから試せる。先生ごとの料金設定が柔軟。
  • Teachers Market:対面・オンラインどちらも対応。条件検索が細かくできる。
  • SenseiNavi:カフェや自宅でのマンツーマン。ネイティブ講師も多数。

我が家はこの中でEnjoy Lessonで先生を見つけたが、たまたま近所で条件に合う先生が登録していたためというだけなので、複数のサイトをチェックしてみるのがおすすめだ。

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まとめ

おうち英語ではインプットの環境は整えられるが、アウトプットの場をどう作るかが課題になることがある。オンライン英会話はコスパが良い一方で幼児には難しく、大手英会話教室は体系立てて学べるが、グループレッスンではレベルが合わず、マンツーマンでは高額過ぎる。そこで我が家は個人の英語教師とマッチングする方法を選び、2年半、ネイティブの先生に家に来てもらう形を続けてきた。兄弟一緒に見てもらえること、子供たちの興味に合わせてもらえること、送迎もなく続けやすいこと、そして何より生きた英語に触れられることが、継続できた理由だと感じている。

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