家庭に紙の書類はどれくらいあるだろうか。
学校プリントや契約書、保証書。気づけばファイルボックスが埋まってしまうことも少なくない。
しかし実際に見直してみると、本当に紙で残す必要があるものはごくわずかだ。
我が家の場合、家族4人分の書類を断捨離した結果、最終的にファイル4冊に収まった。

この記事では、家庭にありがちな紙の書類をカテゴリーごとに取り上げ、残したものと処分したものを整理する。
「書類収納」や「書類の捨て方」に悩む人にとって参考になるかもしれない。
ファイル4冊の内訳
まずは全体像から。残しているのは次の4冊だけだ。
- 個人用ファイル:資格試験の合格証、年金手帳、源泉徴収票など、自分だけに関係する書類
- 保証書ファイル:家電などの保証書をまとめて保管。年に一度見直して、期限切れを処分
- 家族用ファイル:出生届・婚姻届の控えや火災・地震保険の契約書など、家族に関わる書類
- 住居関連ファイル:マンション購入時に受け取った書類一式。換えが効かないため保管
この4冊に収めると決めることで、「残す・残さない」の判断が格段にしやすくなった。
身分証の保管と書類整理
本人確認に必要な書類は残しているが、役所で取り寄せられるものは置かないようにしている。
書類 | 扱い |
---|---|
マイナンバーカード | 残す(現物必須) |
パスポート | 残す(現物必須) |
健康保険証 | 残す(現物必須) |
母子手帳 | 残す(原本として・思い出も兼ねる) |
戸籍謄本・住民票 | 必要時に取得、保管はしない |
住宅・資産関連の断捨離
住宅関連の書類は量が多いが、証書以外はすべて電子化すれば十分だった。
書類 | 扱い |
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登記識別情報(権利証) | 残す(原本必須) |
住宅ローン契約書 | 残す(原本)。説明資料は電子化 |
売買契約書 | 残す(原本)。コピー類は処分 |
火災・地震保険証書 | 残す(原本必須) |
固定資産税通知書 | 確認後スキャンして処分 |
金融・保険書類の整理
金融関連はほとんど電子交付で完結する。紙の保管は必要最小限に絞れる。
書類 | 扱い |
---|---|
銀行・証券口座関連 | 電子交付のみで紙はなし |
生命・医療保険証書 | 加入していないためなし |
火災・地震保険証書 | 残す(原本必須) |
学校プリントは全捨て。成績表はスキャンで整理
学校プリントは情報がアプリやメールで届くので、全捨てでも困らない。成績表もスキャンすれば十分だった。
書類 | 扱い |
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学校プリント・お知らせ | 全て処分 |
成績表・通知表 | スキャンして処分 |
入学時の書類 | 手続き後に処分 |
診察券の収納と医療書類のペーパーレス化
診察券だけは現物が必要だが、それ以外は電子化で対応できる。
書類 | 扱い |
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診察券 | 残す(現物必須)。番号は電子化して確認 |
健診・ワクチン記録 | スキャンして処分 |
医療費控除関連 | 過去は保管、現在はxml連携で不要 |
保証書の保管方法と取扱説明書の全捨て
取扱説明書はネットで確認できるため全て処分。保証書だけ期限を確認して残している。
書類 | 扱い |
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取扱説明書 | 全て処分。家電等購入時にネットから電子ファイルを取得、なければスキャンして電子保管。 |
保証書 | 高額な家電だけ残す(年1で期限チェックして処分) |
車関連の書類 | 車がないため存在しない |
日常・ライフラインのペーパーレス化
公共料金や通信契約は電子化が進んでいるため、紙を残す理由がほとんどない。
書類 | 扱い |
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公共料金請求書 | 全捨て。ただし、お客様番号を確認したいケースがあるので、初回だけスキャンして電子保管している。 |
携帯・ネット契約書 | 電子契約のみで紙はなし |
会員証 | 必要最小限のみ残す |
個人用の1冊
自分専用に残している紙はこれだけ。過去の証明書や源泉徴収票を中心にまとめている。
書類 | 扱い |
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資格試験の合格証 | 残す(再発行困難なため) |
年金手帳 | 一応残しているが不要化の流れ。処分したい。 |
電子証明書の写し | 残す |
紙時代の源泉徴収票 | 紙原本だった時代の分だけだけ残す。今は電子交付。 |
思い出枠
原本が要らなくても、感傷的な理由で残している紙もある。
書類 | 扱い |
---|---|
出生届・婚姻届の控え | 残す(感傷的理由。厚さ1mm程度) |
まとめ
紙の書類を整理するときの基準はシンプルだ。
- 原本必須のものだけ残す
- 電子化できるものはスキャンして処分
- 思い出枠は少しだけ許す
この3つのルールを徹底した結果、我が家では家族4人分の紙書類がファイル4冊に収まった。
断捨離や全捨てを経て、ほとんどペーパーレスの暮らしになった今、家庭に紙の山がなくても生活は十分に回るし、むしろ快適に感じている。
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