「おうち英語は親の英語力ゼロでも大丈夫!」
そんな言葉をよく見かけます。たしかにそれは一面では正しいと思います。
でも私は、実際にやってみて「英語力、少しはあった方が絶対にいい」と感じるようになりました。
今回は、小4と小1の息子たちとのおうち英語を通じて感じた、親の英語力の必要性について書いてみたいと思います。
英語力ゼロでもできること
英語力がなくてもできることは、たくさんあります。
たとえば、
- 英語の絵本を、音声付きで読み聞かせる
- NetflixやYouTubeで英語のアニメを見せる
- 英語の歌をかけ流す
どれも、親が英語を話せなくても始められることばかり。
だからこそ、「英語ができないから始められない」というのは、ある意味で思い込みなのかもしれません。
でも、子どもが話し出したその時に
本当に差が出るのは、子どもが英語を「聞くだけ」から「話す」フェーズに入った時です。
小4の長男や小1の次男が、ある時ふと英語で話しかけてきたとき、
私はそれを受け止められる英語力があって良かったと思いました。
もしその時に「ママは英語わからないから日本語で話して」と返すしかなかったら、
きっと子どもは「英語ってそんなに使えない言葉なのかな?」と、どこかで感じてしまう気がするんです。
逆に、「ちゃんと伝わってるよ」とリアクションしてあげられると、
英語が“通じるもの”“話していい言葉”として、子どもの中に残っていくと思っています。
私の英語力について
私は日本で生まれ育ち、英語は完全に「受験英語」で学びました。
文法は得意だったけれど、話すのは苦手。いわゆる「典型的な日本人」です。
それでも英語に興味はあったので、リスニングにはそこそこ慣れていて、TOEICは900点台前半くらい。
そんな私でも、子どもたちが英語で話しかけてきた内容は、ある程度ちゃんと理解できる。
それだけでも、子どもとの英語のやりとりは、かなりスムーズになるものです。
異言語コミュニケーションでも、気持ちは通じる
もちろん、私はペラペラ話せるわけではありません。
子どもたちが英語で話しかけてきても、私は日本語で返しています。
でも、内容にはしっかりリアクションするようにしています。
「へえ!そうなんだ!」とか、「それ面白いね!」とか、
相手の言っていることがちゃんと伝わっているよ、という雰囲気を出すことはできる。
たとえ言語が違っても、「通じた」という実感がある。
それが、子どもたちにとっての英語を続けるモチベーションになっている気がします。
まとめ:親の英語力は、なくてもできる。でも、あったらもっといい
おうち英語は、親が英語の先生になる必要はありません。
でも、「英語で話すことが日常の一部になる」ような環境をつくるためには、
英語が“通じる言葉”だと感じてもらう工夫が、とても大事だと思っています。
だから私は、「英語力はゼロでもできる」が正解なのではなく、
“英語がわかる親”として、子どもに寄り添える力が少しでもあると、グッと世界が広がると感じています。
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