小学生になると、とにかく学校からプリントが多く配られる。冷蔵庫に貼る?壁に貼る?それともファイルにまとめる?どの方法も一長一短があって、なかなか「これだ!」という管理法に落ち着かない。
私自身もいろいろ試したけれど、結局たどり着いたのは「カレンダーにプリントを添付する」という方法だった。これは単なるデジタル化の一歩先に進んだ管理法で、プリントを探す手間からすっかり解放された。
よくある学校プリントの管理方法
冷蔵庫に貼る
よくある方法だけれど、見た目がイマイチ。
そして、冷蔵庫にその情報は本当に必要だろうか?キッチンに立っているときに行事予定を眺めることは意外と少ない。
壁に貼る
これも定番だけれど、そこに行かないと見られないのが不便。
「忘れないように」と思って貼ったはずなのに、結局目に入らないことも多い。
ファイルやボックスで整理
きれいに整頓できるけれど、後から探すのが面倒。
「確かファイルに入れたはず」と思っても、結局めくりながら探すことになる。
スキャンしてクラウドに保存
これはデジタル化の第一歩。でも、データがクラウドにあるだけでは「必要な時にどこにあるか探す」作業が残ってしまう。
必要な時に、必要な情報だけ取り出せればいい
よく考えてみると、学校プリントの多くは「常に頭に入れておく必要がない情報」だ。
- 運動会のプログラムや座席表
- 公開授業の日程
- 特別行事の開始終了時間や持ち物リスト
こうした情報は普段は忘れていてよい。でもイベント当日には確実に必要になる。
そして運動会のプログラムなどは、家族全員で共有できた方が便利だ。
我が家の解決策:カレンダーにプリントを添付
そこでたどり着いたのが、iPhone純正カレンダーにプリントを添付する方法。
これなら「イベント当日に必要な情報を、イベントにひも付けて管理」できる。
例えば運動会の日付のカレンダーに、プログラムや持ち物リストを添付しておけば、当日にスマホを開くだけですぐに確認できる。紙を探す必要はなく、家族全員が同じ情報にアクセスできる。
手順:iOSカレンダーにプリントを添付する
- プリントをスキャン
iPhone標準のファイルアプリでスキャン。iOS26以降ならプレビューアプリからでも可能。台形補正も自動でかかり、見やすいデータになる。 - iCloudに保存
スキャンしたファイルは自動的にiCloud(ファイルアプリ)に保存される。 - カレンダーに添付
学校行事の日付でイベントを作成し、「添付ファイルを追加」からスキャンしたプリントを選ぶ。これで、日付と情報がひも付いた。


注意点:Googleカレンダーとの違い
- iOS純正カレンダーでは、iCloudからファイルを添付できる。
- GoogleカレンダーをiOSの純正アプリに連携している場合、添付のオプションは表示されない。(画像参照)
- Googleカレンダー派の人は、Googleカレンダーアプリを使えば添付できる。その場合、Google Driveから参照する仕組みになる。
- iPhoneユーザーなら、iOSカレンダー+iCloud添付が手間が少なくておすすめ。
- Androidユーザーなら、Googleカレンダー+Google Drive添付がスムーズと思われる。

カレンダー添付のメリット
- プリントを探さなくて済む:運動会の朝に「プログラムどこ?」と慌てなくてよい。
- 普段は忘れていていい:当日まで考えなくてよいので、頭がすっきり。
- 家族で情報共有できる:夫婦それぞれのスマホから同じプリントが確認可能。子供のiPadでも見られる。
- 持ち物リストを忘れない:カレンダー通知と一緒にチェックできるから、忘れ物防止になる。
- 予定の引き継ぎがスムーズ:母が行けなくなって父が代わりに授業参観へ…そんなときも「カレンダーに添付してあるよ」と一言で済む。
- 習い事の年間予定にも対応:繰り返しイベントに添付すれば、不定期の休みや振替もすぐ確認できる。
- 紙の保管が不要:ファイルをめくる時間ゼロ。情報はすべて日付に直結している。
まとめ
学校プリントは「どこに貼るか」「どう収納するか」ではなく、
「必要なときにどう使えるか」が大事だと感じている。
iOSカレンダーに添付して予定とひも付けることで、プリント探しのストレスから解放され、家族全員が行事にスムーズに対応できるようになった。
デジタル化のその先へ踏み込むと、日常の小さなモヤモヤが一気に減る。
プリントの管理に悩んでいる人にはぜひ試してほしい。
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